行灯袴と馬乗袴の違い|袴の種類と見分け方
Hakama Pant Editorial

行灯袴と馬乗袴の違い|袴の種類と見分け方

袴の種類は、脚が分かれていない行灯袴と、二股に分かれた馬乗袴の二つです。立ち姿では同じに見える二つの形の見分け方、卒業式や武道での使い分け、袴風スカートや袴パンツとの関係をまとめました。

2026年10月17日1分で読了
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Hakama Pant

Hakama design and buying guides

Published 17 October 20261 min read

袴の種類は、つくりによって二つに分かれます。行灯袴(あんどんばかま)は腰から裾まで一続きの筒状で、馬乗袴(うまのりばかま)は二股に分かれた形です。どちらも前側の襞(ひだ)は同じなので、立っているときは区別がつきにくくなります。この記事では、二つの見分け方、誰がどちらを着るのか、現代の袴風スカートや袴パンツとの関係を説明します。

この記事のポイント

  • 両方あります: 袴には筒状の形と二股の形があり、「袴」という言葉は一つのつくりを指すわけではありません。
  • 行灯袴: 行灯袴は、腰から裾まで一続きの筒状です。
  • 馬乗袴: 馬乗袴は、二本の広い脚に分かれています。
  • 見分け方: 大きく踏み出したときや座ったときに違いが分かり、立ち姿では分かりにくくなります。
  • 使い分け: 卒業式や着物に合わせる礼装では行灯袴、武道や男性の礼装では馬乗袴が一般的ですが、慣習は場面によって異なります。
  • 現代の形: 袴風スカートと袴パンツは、この二つの形をそれぞれ取り入れたものです。

袴は筒状か、二股か

袴には、どちらの形もあります。行灯袴と馬乗袴は、前側の襞、紐、腰板が同じです。立っているときは脚が襞と長い裾に隠れるため、区別がつきにくくなります。

写真でも分かりにくいことがあります。筒状か二股かが隠れる姿勢で写っていることが多いからです。

この違いは実用面で大切です。歩幅の自由さ、膝をついたり座ったりするときの動き、行事や学校、道場で求められる形が変わります。全体像は、サイトのガイドの馬乗袴と行灯袴の説明で確認できます。

はき方もつくりによって異なります。行灯袴は一続きの筒に両足を入れます。馬乗袴は、ズボンと同じように左右の脚にそれぞれ足を通します。紐と腰板の扱いは、どちらも同じです。

畳の台の上に、チャコールの筒状の袴、ネイビーの二股の袴、木の下駄が順に加わる3Dイラストのアニメーション。

行灯袴:筒状の形

行灯袴は、腰から裾まで一続きの筒状につくられています。名前は行灯の形に由来すると一般的に言われています。Hakama Pantには、この形のデザインコンセプトとしてチャコールの行灯袴が掲載されています。

この形は、歩く、立つ、椅子に座るといった動きに向いており、長い着物の上にもなめらかに重なります。一続きの裾が、腰から床まで途切れない線をつくります。大きな歩幅は一続きの裾によって制限され、これが動きの面での主な違いです。

卒業式の装いで、着物や振袖、帯と合わせて着用されることが一般的で、そのほかの礼装でも見られます。慣習は学校や行事によって異なるため、特定の場面のために購入する際は事前に確認してください。

丸い台の上に立つチャコールの袴の3Dイラスト。裾が一続きで、脚の分かれ目がない。

馬乗袴:二股に分かれた形

馬乗袴は、股でつながった二本の広い脚でできています。名前は乗馬に由来するとされています。左右の脚が別々に動くため、広い構え、膝をつく動作、大きな歩幅が妨げられません。

それぞれの脚の裾が十分に広いため、立っているときは分かれ目が目立たず、一枚の袴のように見えます。この形は、合気道、剣道、居合道、弓道などの武道で一般的に見られ、男性の礼装でも使われます。

当店のディープネイビーの馬乗袴は、この形の伝統的なデザインコンセプトです。

馬乗袴の慣習は道場や行事によって異なるため、稽古用に購入する前に指導者に確認してください。色、丈、紐の結び方まで、道場によって異なることがあります。

顔のないマネキンの下半身が足を開いて立つ、ネイビーの袴の3Dイラスト。二本の広い脚に分かれているのが見える。

行灯袴と馬乗袴の見分け方

項目行灯袴馬乗袴
つくり分かれていない一続きの筒二本の広い脚
見分け方歩いても座っても脚の間に分かれ目がない大きく踏み出すと脚の間に分かれ目が見える
主な着用場面卒業式や着物に合わせる礼装武道や男性の礼装
動き歩く、立つ広い構え、膝をつく動作(由来は乗馬)
現代の形袴風スカート袴パンツ

写真から見分けるときは、大きく踏み出した瞬間や、膝をついた姿勢、座った姿勢を探します。脚の間に分かれ目があれば馬乗袴、裾が一続きなら行灯袴です。立ち姿だけでは判断が難しいことが多いです。

お店で見るときや手元に袴があるときは、裾から手を入れるか、片側を持ち上げると分かります。筒が二本あれば馬乗袴、一続きなら行灯袴です。

商品ページでは、タイトルや説明に形が書かれていることが多いです。コンセプト画像はデザインの意図を示すもので、つくりを保証するものではないため、文章の記載をよく読みましょう。

誰がどちらを着るのか

卒業式や礼装では、着物や振袖に行灯袴を合わせ、帯を締めて着用する姿が女性の卒業式の装いとして一般的です。当店には、この組み合わせが振袖・行灯袴 卒業式セットとして掲載されており、セットでのみ販売しています。

武道や男性の礼装では、合気道、剣道、居合道、弓道などで馬乗袴が一般的です。男性の礼装の着物にもよく合わせます。流派や行事によって異なることがあり、弓道や儀式の場では別の慣習もあるため、具体的に確認してください。

女性用の袴に決まった一つの形はありません。女性は行灯袴と馬乗袴のどちらも着用し、場面や学校、道場の慣習によって選びます。着ける順序については、袴の着方と紐の結び方のガイドをご覧ください。

現代の袴風スカートと袴パンツ

袴風スカートは、行灯袴の輪郭を取り入れた、襞のある巻きスカートやロングスカートが多く見られます。結ぶウエストが残されていることも多く、袴の特徴が普段のファッションに取り入れられています。

袴パンツは、馬乗袴の輪郭を取り入れた、襞のある広いパンツです。多くは平らなウエストバンドやゴムのウエストが付いており、丈が短いものはキュロットのように見えます。当店のレディースの袴パンツのコレクションには、こうしたデザインがまとめられています。

どちらかを選ぶ際は、まず必要な動きと場面のあらたまり具合を考えてください。次に、靴を履いたときの丈と色を確認しましょう。学校や式典、道場で袴が求められる場合、どちらも袴の代わりにはなりません。

顔のないマネキンの下半身を二体並べた3Dイラスト。左は結ぶウエストのチャコールの襞入り巻きスカート、右はネイビーの幅広の袴パンツ。

Hakama Pantに掲載されている各形のデザイン

Andon Skirt-Style Hakamaはチャコールのデザインで、分かれていない行灯袴の輪郭に、しっかりしたウエストと流れ落ちるような襞を合わせています。掲載サイズはS〜XXLです。

Umanori Divided-Leg Hakamaはディープネイビーで、紐で結ぶウエストと整った襞を持つ、伝統的な二股の輪郭です。掲載サイズはS〜XXLです。

Furisode Kimono + Andon Hakama Graduation Setは、ディープネイビーとアイボリーの組み合わせで、控えめな抽象的な花柄の振袖に、流れるような行灯袴を合わせたセットです。当店では着物や振袖の単品販売はしていません。

いずれもデザインコンセプトですので、各商品ページに記載されている形、色、掲載サイズを比べてください。

まとめ

袴の種類は一つではなく、筒状の行灯袴と二股の馬乗袴があります。まずどちらの形かを確かめ、場面や学校、道場で求められる形に合わせて選んでください。そのうえで、商品ページで形、色、掲載サイズを確認しましょう。二つの形を並べて比べるには、伝統的な袴のコレクションをご覧ください。

よくある質問

よくあるご質問

袴の種類には、筒状で脚が分かれていない行灯袴と、二股に分かれた馬乗袴の二つがあります。前から見た襞は同じなので、立ち姿では見分けにくいのが特徴です。

行灯袴は腰から裾まで一続きの筒状で、馬乗袴は二本の広い脚に分かれています。前の襞、紐、腰板は同じです。

立ち姿では見分けにくいですが、大きく踏み出したときや座ったときに脚の間の分かれ目が見えれば馬乗袴です。裾から手を入れても確認できます。

卒業式の袴は、一般的に着物や振袖に合わせて行灯袴が使われます。ただし、学校によって異なるので確認が必要です。

合気道、剣道、居合道、弓道では馬乗袴が一般的ですが、道場や流派によって異なるので指導者に確認してください。

袴風スカートは行灯袴の形を取り入れ、袴パンツは馬乗袴の形を取り入れた普段着です。学校や式典、道場で袴が求められる場面の代わりにはなりません。

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